2012年8月16日木曜日

伽藍とバザール②

この論文を読んで、「自分が開発しているソフトウェアのソースコードも公開しよう!」と思った人は多いはず。
実際、私もその一人です。
ソースコードを公開した場合のメリットについて詳しく知りたい場合は、Eric S Raymond氏の他の2つの論文(ノウアスフィアの開墾、魔法のおなべ)も併せて読むことをお勧めします。

ネットスケープ社にいたっては、この論文の影響を受け、自社で開発していたネットスケープ・コミュニケーターをオープンソース化することを決意しました。
Mozilaプロジェクトとして発足したネットスケープ・コミュニケーターのオープンソース・プロジェクトは、しばらくの間はまったく結果を残せないままでした。
それにいらだった当時Mozilaプロジェクトのスタッフとして勤務していたJamie Zawinski氏は、Resignation and Postmortem(辞職そして追悼)という手記を残してネットスケープ社を退職します。
(この手記の訳文は、http://www.bekkoame.ne.jp/~kmakoto/opencom/Jamie-san.htmlに掲載されています)
しかし、それからしばらく後、ついにMozilaプロジェクトのブラウザ「Firefox」は、本格的にMicrosoft社のInternet Explorerのブラウザ市場独占を脅かすほどになるのは承知のとおりです。

ちなみに、私が個人で開発した「ちゃち」なソフトのソースコードを公開したことによるメリットは、サイト閲覧者の増加でした。
サイトへのアクセスを解析すると、私のサイトへの検索キーワードには、「サンプル」や「ソースコード」といった文言が含まれている場合があります。
その結果、さまざまな方からソフトウェア開発の手助けをしていただけるようになりましたし、サイト運営などについてもご協力いただけるようになりました。


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